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月別アーカイブ: 2025年4月

株式会社NSK~確認事項~

皆さんこんにちは!
株式会社NSK、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~確認事項~

ということで、今回は、防水工事の前に必ず押さえておきたい事前確認事項を、「現場調査」「設計条件」「周辺環境」「施主対応」の4つの観点から深く掘り下げて解説します♪

 

【防水工事は“事前確認”がすべて】

トラブルを未然に防ぎ、施工品質を守るために必要な確認事項とは?

防水工事といえば、「きちんと塗れば終わり」と思われがちですが、本当に重要なのは、実は“施工前の事前確認”です。
確認を怠れば、いくら技術力が高くても漏水・剥離・不良施工の原因
になってしまいます。


現場確認の基本!まず“どんな建物か”を知る


✅ 1. 建物の構造と使用用途の把握

  • RC造か?S造か?木造か?

  • 屋上防水か?バルコニーか?外壁か?地下か?

  • 住宅?商業施設?工場?病院?使用中か空き家か?

📌 構造や用途によって選定すべき防水工法が大きく異なります
例:屋上ならウレタン防水、外壁ならシーリング、地下ならシート防水など。


✅ 2. 防水下地の状態確認

  • クラックの有無・幅・深さ

  • 既存防水層の劣化状況(浮き・膨れ・ひび割れ)

  • 吸水性・凹凸・勾配の確認(雨水が溜まりやすい箇所は?)

🛠️ 必要に応じてハンマー打診・中性化試験・吸水試験を行い、下地の状態を数値で把握します。


✅ 3. 雨仕舞・排水のチェック

  • ドレンの数・位置・勾配の取り方は適切か?

  • 落ち葉やごみの詰まり、破損がないか?

  • 笠木・立上り・伸縮目地の納まりはどうなっているか?

🌧️ 防水は“排水が命”。どれだけ塗っても水が流れなければ意味がありません。


設計・仕様に関する確認事項


✅ 4. 採用予定の防水工法の適合性

  • ウレタン塗膜?FRP?シート?アスファルト?

  • 勾配・動き・施工環境(火気使用可否)によって適性が異なる

  • 既存防水層との相性(密着性・材質の化学反応)

📋 メーカー仕様書・納まり図を元に、現場との“適合性”を判断することがプロの仕事です。


✅ 5. 施工範囲・材料・工程の確認

  • どこまでが施工対象か?立ち上がりは?天端は?笠木は?

  • 施工厚み・塗り回数・補強布の有無

  • 工期と養生期間(雨天・低温時の対応含む)

📆 雨の多い時期は工期にゆとりを持たせる設計が必要です。


✅ 6. 納まりや接合部の確認(取り合い)

  • サッシとの取り合い

  • 屋根材・外壁材との接続部

  • 配管・ルーフドレン・エアコンダクト周辺

🧩 細部の納まりが甘いと、ピンポイントで漏水します。CADレベルでの確認が重要です。


周辺環境と施工条件の確認


✅ 7. 作業スペース・足場の有無

  • 足場が必要な高さか?仮設で十分か?

  • 材料の搬入経路・作業動線の確保

  • 電源・水道・仮設トイレ・保管スペースの有無

🚧 狭小地や高層建物では事前調整が必須。足場計画が遅れると全体工期に影響します。


✅ 8. 近隣への影響

  • 臭気・騒音・火気の使用有無

  • シンナーやアスファルト臭が出る工法は注意

  • 搬入時の車両通行、荷下ろし時間の制限

📢 近隣クレームは信頼喪失に直結。施主との連携・事前挨拶が重要です。


施主・元請との共有ポイント


✅ 9. 現場責任者・連絡体制の明確化

  • 指示系統(元請/施主/管理会社)を明確に

  • 連絡方法:電話?LINE?メール?

  • 現場立会・中間報告・写真共有の頻度

👷‍♂️ 伝達ミス=工程ミス・クレームの原因になります。


✅ 10. 契約範囲と保証内容の確認

  • 施工保証は何年?対象範囲は?

  • どの防水層までが責任範囲か(下地?トップコート?)

  • 不具合時の是正対応方法

📝 工事後のトラブル回避のために、書面で残すことが鉄則です。


防水工事の品質は“始まる前”に決まる

防水工事は、一度施工すれば数年~10年単位で信頼を預ける工事です。
しかしその仕上がりは、施工当日よりも、その前の準備と確認にかかっているといっても過言ではありません。

  • 現場状況の把握

  • 工法・下地との適合確認

  • 納まり・排水・安全計画の検討

  • 関係者との連携・共有

これらを徹底して行うことで、高品質・長寿命の防水工事が実現します。

 

 

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